あ、スロバキア、クソほどビールが安くて最高でした。

私用ではありますが、先日弾丸でヨーロッパに行ってきました。目的地はスロバキアのコシツェ。

友人の仕事に帯同するという、単なる遊びでした。

関空から出発、オランダでのトランジット後にハンガリーのブダペスト空港へ

そこから乗り合いタクシー的なので、スロバキアのコシツェまで。

これが何故かそのブダペストとコシツェ間だけで成立しているラインで、コシツェってところは空港もあるんだけど、小さいらしくて不便で、他国に入国してから車でいくという、日本では余り想像し得ない方法があるんだなと。車で3時間程でした。

 

待ち合わせの場所に来た、運転手。とても音楽を聞いているとは思えないおじさんでした。

しかし車に乗ると車内で流している音楽は、超最新のR&Bソウル的なのと、近年の所謂チャート系の音楽でした。ふと。

ここはハンガリーからスロバキアへ向かう車内。

もちろんそのおじさんの趣味もあるんでしょうけど、その国の音楽というのを耳にする機会もなく3時間ほどでコシツェへ。

 

そんな感じでコシツェと言う、来るまで全く馴染みの無かった中欧の街。

もちろん音楽的興味があり、いろいろ街中や、飲食店や、BAR、バスの中でかかっている音楽に聞き耳を立てていましたが、まったくもって欧米のヒット曲と言うか、誰でも知っている系の音楽ばかりが流れていました。60年代の誰もが知るオールディーズから90年代のヒット曲。近年の大ヒット曲まで。とはいえスロバキアはほとんど英語も通じない国でしたが。

だからこそというか、世界的なヒット曲というのはこういう事なんだなと。

なんとなく納得しました。

 

と、同時に、最近The fin.という神戸出身。現在はUKに移り住み活動を続け、UKでも精力的にライブ活動を続け、だいたい100~200人くらいのお客さんが来てくれるようになってるとのこと、更にアジア地区では成功を収めつつ有るバンドがいまして、(この3月に敢行された中国8箇所、キャパ1000くらいの会場は全会場即完売とのこと)。そのThe fin.の中心人物であるVoのyutoと先日対談する機会があり、日本のバンドが海外で活動すること、そんなテーマで話した事がありまして。The fin.は順調に世界でのキャリアを積んでいるとは言え、まだまだ成功というところにはたどり着いて居ないかと思います。

そう。ヨーロッパであらゆる箇所で耳にする様々な音楽。

そういった所で、ふとThe fin.の曲が流れてきたりすることがあればいいな。

と、ぼんやりと強く思うと同時に、凄い高いハードルなんだなと、改めて感じさせられ、世界へ挑むバンドへの愛おしさと経緯を強く感じたわけです。

 

最近でもKIKAGAKU MOYOという日本のバンドが凄いツアーをこなし、欧米での人気を確実なものとしていたり、SXSWでCHAIが凄く評判になっていたり、tricotがこの5月に強烈な全米ツアーの旅に出ることが決まっていたり、京都のおとぼけビーバーがあのコーチェラに抜擢され出演を果たしていたりと、いわゆるJ-POPやアニメやそう行った日本のカルチャーという出どころじゃないところから、そして日本からの追っかける人とかのいない現場にて成立する、日本から世界に通用するバンドが出てきてるのを目の当たりにする興奮って、なんでしょうね!本当に勇気付けられるし、ワクワクします。

 

スロバキアクソほどビールが安くて最高でした。