カレー屋店主の辛い呟き Vol.20 「青春18切符でフジロックに行ってきた!ふたたび」

大阪・上本町のカレー屋兼飲み屋店主の”ふぁにあ”と申します。

暑いですね、すっかり。ミナサマはいかがお過ごしですか?

 

題名のとーり、フジロックに今年も参戦してきました!はー楽しかった!

そして、お金が無くて、時間だけは死ぬほどある私。行きも帰りも頼りになった青春18きっぷ。結局予算最後の1000円まで使い切り、ポケットの小銭を握りしめながら文を書く、中津川発名古屋行き各駅停車の車内。大阪到着まで約4時間、この旅を振り返りながらコラムを書かせていただきますね。

 

7月26日(金)7:00am @大阪駅

そもそも青春18きっぷは、チケット屋で11500円。

5日間JRの新幹線、特急以外の列車が乗り放題。一日約2200円で乗れるだけどこまでも行け、おまけに2日間しか使わなかったら残り3日分はまたチケット屋で買い取ってくれるという魔法の切符。ただ、若い時はお金は無いけど、時間はたっぷりあるのだからこの切符を片手に旅に出ようという、若者の冒険心の塊のようなネーミングの青春18きっぷを50のおっさんが使うという現状…。

新幹線で行こうと思えば行けるのだよ!わざわざ旅行気分を楽しんでるんだよ!と…。言えば言うほどドツボにはまりそうな感情を抱えながら、時刻表片手にルート確認。スマホでもいいけどやっぱ時刻表。

スマホの充電を守ることが何より大切ってことを学んだ昨年の青春18きっぷの旅。電車に乗りながらの乗り換えルート検索は、ヤバいぐらいバッテリー食べちゃうんだ。

7月26日(金)14:00 @富山

左手に続く日本海。大阪~敦賀~金沢~富山と日本海側を進むこのルート。富山を通過し新潟の直江津へ向かう一両編成の車内からパチリ。

左手に続く日本海。大阪~敦賀~金沢~富山と日本海側を進むこのルート。富山を通過し新潟の直江津へ向かう一両編成の車内からパチリ。

このルートは金沢~直江津の手前まではJRが民営化されて第三セクターが運営する私鉄。

つまり青春18きっぷでは乗れず、別料金がかかります。JRだけで越後湯沢まで行く方法もあるのだけど確実に到着が次の日になること、そして昨年太平洋側の景色を堪能したってことで今年はこちら。

キツクなったり、乗り換えが上手くいかなかったりした時には北陸新幹線に乗ってという大人の2ndプランも長い旅程の中で検討。実はこれ一番経済性と体力のバランスが良かったりします。

デカいバックパックと時刻表を持つ私。4人掛けのBOXシートに座ってると意外と「旅行ですか?」と声をかけられたりします。ビジネスマン、おばちゃん、地元の高校生。なんやかんや話しながら進む日本海。結局このまま新潟に突入です。

それにしても、車窓から見える日本海の景色。普段あんまり聞かないジョージ・ハリスンのアルバム「Living inThe Material World」とかピッタリでした。スライドギターの音色が妙にしっくりで。旅の時はいろいろなジャンルの音を沢山持っていくようにしているのですが、今回はコレ。

なんかねガス・ヴァン・サントのロードムーヴィーみたいな感覚でした。


アルバム収録の名曲「Give Me Love

7月26日(金)18:00 @越後湯沢

18:00過ぎに越後湯沢に到着。結局約10時間の普通電車の旅。

2回目ってこともあってそんなに疲れなかったかも…。電車で会った皆さんとの会話も大きかったです。バスより移動中の景色楽しめるし、時間に余裕のある方オススメです。このまま会場でも良かったのだけど、とりあえず駅の銭湯から駅の利き酒コーナーへ、

からの立ち食いソバ。時間的にケミカルブラザースからの参戦を決め、がっちり楽しみました。

越後湯沢駅の立ち食いソバ300円

やっぱ外せないのです!そして旨い!

7月26日(金)21:00 ケミカルブラザース~深夜まで

何回目かわからないほど見てる彼らのステージ。後ろの方でゆっくり見るかと友人に連絡を取ると

PAブースの目の前にいますよーとの返事。せっかくだから前の方に俺も行くかと周囲を見渡すと2m近い外国人のいかつい男とあがりきってるおねーさんのグループが目に。ひょこっとグループの中に入ると気が付けば前柵に手の届く位置でSEがスタート。もうこの位置から動けません。GOから始まったケミカルの音に合わせ揺れるステージ前、一瞬で持ってかれました。しかし、映像が逆に近すぎてよくわからん…。(笑)てか、何の問題もないのだけど。音だけで。少しお客さんの間が空いた頃を見計らって少しづつ後方に移動しながら聴いたSwoonからStar Guitarのビートへ。そして、ニューオーダーのカバーのTemptation。バーナード・サムナーのヴォーカルが流れる中ちょいちょい挟むStar Guitar のビート。引っ張って引っ張ってのStar Guitarの流れで場内爆発!この曲の多幸感ってな。両手上がるだろこの展開。 その後もStar Guitarのメロディーを引っ張りながら別曲へ、そしてスグにGot To Keep On~ Hey Boy, Hey Girl。当たり前のように「Here we go!」と会場全体が叫んでおりました。写真は多分そのあたりの演出のシーン。アーティストさん映ってないからいいだろと自主判断。シャボンがキラキラしてキレイだったんだ。とにかくエンターテイメント性と先進性が同居したステージ。

これが、ヘッドライナーってことなんだな。その後もカーマさんで買ったこの期間中飲み続けたキンミヤのレモンソーダ割を片手に会場をうろうろ。レッドマーキーのBIGYUKIのステージもトラップなビートにプログレか!っていうキーボードが乗っかったようなステージ。キーボーディストらしくもあり、ライブ感もあり踊らせてもらいましたよ!あー楽しかった。

 

初日の〆は、僕らの仲間内定番のパレス上の日本酒バー。今年は草も刈られてお店っぽくなってました。ここで日本酒飲みながらだらだら過ごすのサイコーです。DJさんが何気に上手いんだヨ。

 

7月27日(土)10:00 ピラミッドガーデン~2日目

実は今年も宿を取らないストロングスタイルだった私。友達のホテルの部屋で何とか夜を越し、朝からピラミッドガーデンでお茶。そして始まるNABOWA。分かってらっしゃる。某キャンドルJ氏の奥様のお姿に癒されながら聴くバイオリンの音色。なんかここだけの規模感ぐらいのパーティーやってみたいなと毎年思います。この完全に独立したようなチルなスペースの存在すごく貴重だと思うんですね。そしてこのリラックスした時間も長くは続かなかったんだな。この日。ライブをハシゴしながらウロウロ。雨はどんどんキツクなり最終電車で長岡へ。旧知の友達と飲むことに。あまりのずぶ濡れぶりに友人とそのお友達の爆笑が止まりませんでした。そして朝まで長岡で飲み明かす事に。その頃フジロックの会場はこんな感じ。

 

ホワイト~グリーンの間が池に…。

友達のテントチームは水にテントがプカプカ浮かんでる状況に、次の日も思い返して大爆笑してました。フジロックって人間を逞しくするよな。(笑)

7月28日(日)10:00 長岡~3日目オールまで

人数がどんどん増えてよくわからないまま朝を迎えた長岡ナイト。とりあえずウマソなコーヒー屋を探しながらたどり着いたおぐま珈琲店。この外観で旨くなかったらウソやろと店内に。ハンドドリップで出される炭火焙煎のコーヒーは、クラシックがずっと流れる店内の雰囲気同様、上品なすっきりとした苦味が二日酔いの体に染み込んでいきます。

そしてこんなイベントを眺め歩きながら(盛り上がってました!コレ大阪でカレー版で立ち上げるか。)たどり着いたのがレストランナカタ。

カレーが名物らしくカレー屋としては見逃せません。店内に入ると古き良き洋食店のオールドスクールスタイル。カレーがまだ洋食の一アイテムで、ごちそうだった時代から続くかのような欧風カレーは、玉ねぎの甘さに、後から一味系の辛さが舌にのこる洋食店のカレー。美味しくいただきました。

別盛りスタイルのチキンカレー

カレーを食べ終わると、時刻は昼過ぎ。新幹線で急いで戻り越後湯沢まで約30分。意外と近いので長岡まで足を延ばしてみても面白いかもしれません。会場に戻りHIATUS KAIYOTEからPHONY PPL。

HIATUS KAIYOTEの晴れた空にピッタリのハッピーなファンク&ジャジーな音。で、楽器がポーンと抜けて届いてくるような音はPAさん含め野外の経験値も高いんだろか。

そんな音に包まれて、前日の豪雨を潜り抜けてたどり着いた、お客さんの開放感も含めハッピーオーラが満載のステージでした。奇抜なカッコしたヴォーカルのおねーさん楽しそうだったな。

続いて見たPHONY PPLも楽しみにしてたバンドで、その期待を遥かに上回るステージでした。

個人的にベストアクトかも。とにかく全員が上手い。ゴリゴリ上手い。で、ソウルバンドらしく全部の音が太い。おまけに音に艶があってエロイ。でね、とにかく楽しい。ステージでバンド全員がメチャメチャ楽しそうで、見てる僕らも一緒に上がる感じ。お客さんがみんな笑顔で、自然と歓声もデカくなってな。

圧倒されるようなステージもいいけど、ライブの1時間の頭から最後まで、ステージも観客もこんな笑顔が多い楽しいライブはなかなか無いと。これぞソウルバンドの神髄ナンスネ。

その後もJASON MRAZやJAMES BLAKEなんかを見て、レッドマーキーへ。ちょっと楽しみにしてたNight Tempo。日本の80年代の歌謡曲をこよなく愛する彼のステージは、一曲目の中森明菜「スローモーション」から全開のカットアップチューンをハイペースで突っ込むスタイル。Wink「寂しい熱帯魚」のゴリゴリのダンスチューンがフジでかかってる異空間。疲れた体が一気に軽くなるような、サイダーのような40分。映像も抜群でした(笑)そして、そのままTHE COMET IS COMINGへ。

キーボードが出す低音の太めのビートに、シャバカ・ハッチングスの凶暴なサックスが乗っかり、生ドラムがところどころ跳ね回るステージは、完全にフロア仕様。ほぼ初見の人が多かったフロアもすぐに熱狂してました。更にピッチが上がったビートの上で、サックスを吹き続けるシャバカの姿はエグく美しくて、

後半、前の方の観客は気が狂ったように踊ってました。(僕もね)

今年のフジ。途中酷い雨もあったけど、例年にも増していいライブが多かったと思いました。やっぱ楽しかったし。そして今年もトミー富岡氏は楽しかった。

トミー富岡氏。この人見ないとフジに来た気がしない(笑)

 

さてさて、もうすぐ大津。糸魚川から山越えして松本経由で帰ってきた電車の旅も終わりそうになると少し寂しいかも。またどこかにすぐ出かけたくなるこの感じ、社会復帰できるのやら…。

では、また。