居酒屋で一人いつも考えてること「海外のレコード屋。」

 

先日ハンガリーへ行ってきました。
理由はというと、SLAYERを見に行きました。それだけです。
SLAYERといえば言わずもがななスラッシュメタルの帝王ですね。
何故ハンガリーかというと、SLAYERは現在ラストライブツアー中でして、その日本セクションであった”DOWNLOAD JAPAN 2019”は都合が合わず見に行けなくて。過去に何度も見てるけど、ラストってなるとやっぱり見ておきたいし、もし見なかったら、ツアー後、「見ておけばよかった。」って感情が生まれるのはあからさまだし。と、思い立って、世界のどっかへ行ってやろう!
って事で自分のタイミングと都合のあったハンガリーへ行ってきました。しかも共演はANTHRAXという、完璧なメンツ。後、ハンガリーを含む、中欧の物価が安いことに魅了されていまして、近年ポーランド、チェコ、スロバキアと行って、その物価の安さを痛感していたので、ちょうどいいと!

ネットでチケットを簡単にゲット!


航空券も宿も自力で手配して、単身ハンガリーへ!

余談ですが、海外のライブって、確か公演に対してチケット会社が一つしかつかないって感じなので、チケット取るのが超簡単。今回はスタンディングだったのでエリア指定だったけど、今度冬にU2の韓国公演に行こうとチケを取ったのですが、座席指定までオンライン上で簡単にできてしまう(映画館の座席選ぶ的なイメージで)し、カード決済だしそれでQRコードがメールで届くので、それで簡単に入場できると。
超楽チン!!日本は色々面倒ですよね。何とかならないかなー。
とか、体験してみてわかる事実。

そう、この体験してみて。ってのが、近年自分的にテーマになってる感じもあります。
ガチガチじゃなく、ゆるくですが。

て事で関空より、フィンランドでトランジットして、ハンガリーへ!
ライブが目的ではあるのですが、海外に行ったら絶対にその現地のレコードショップを見て回る。
と言うのがあって。今回も様々なレコード屋へ訪れて、実際に目で見て、体感して、思った事、得たアイデアなどをフィードバックしてFLAKEに還元、活かせる事はないか。と考えます。商品の陳列の仕方だったり、ジャンルの分け方だったり、日本でもありますが、ABC順とかだけではなく、レーベルごとにセクションがあったりするのも多いです。これはCDショップではあまり見ないですよね?レコードだと結構ある感じです。FLAKEはそう言うのなくてジャンルわけもなくてABC順のみなんです。
CDに至っては壁の陳列もバラバラで、何となくこの辺は新譜。何となくこの辺はクラブ寄りの音楽。この辺は日本のインディ。とか言う感じで、線引きを意図的に曖昧にしてて、目的のモノだけを買いに来るお客さんにはめんどくさいかもですが、そもそもコンセプトはセレクトショップだし、カタログ店でもないので、通うほどに店の事も分かってきて、面白くなってくるように、そして目的のもの以外に出会って貰えたらなと言う気持ちなのです。めんどくさくてすいません。カタログショップやっても大手にもネットにも絶対勝てないので、サバイブの術だと思っています。

で、話は逸れましたが、とにかくレコ屋を回りまくります。うちと同じような新譜を扱ってる店だったり、中古しかないところ。売る気感じられないただの山積みの店、その店のマーチャンの置き方や、フライヤーの扱い。ポスターはどう貼ってるか?万引き対策はどうしてるのか?お会計は?とか、とにかく色々ヒントを得ようと。たいがい思うのは、お店が基本不親切ですよね。商品のコメントや解説などもないし、(FLAKEは全ての商品に僕が書いたレビューがついています)。ただ置いてあるだけ。試聴のシステムもない。
でも、だからこそお客さんを育てるのかな?とか思ったりしますし、本当に若い人から老人までの幅広いお客さんがレコ屋に出入りしているのも感じます。カルチャーとしてのあり方の違いとか。色々体験して日本に戻ります。毎回。

今回もハンガリーでのレコ屋巡り。そしてSLAYERとANTHRAXを堪能。

翌日たまたまCODE ORANGEのライブがある事も知り、それも当日ネットでチャチャっとチケット買って堪能。
ハンガリーからウィーンへ電車で渡り(これがめちゃくちゃ味わい深いんです。電車で国を超えるっての)街を歩きレコ屋を巡る。
あまり建築物や歴史に興味がある方でもないので、こんな感じで、自分的気持のアガる場所を探して尋ねてみたりします

ウィーン後はトランジットで半日以上あったのでフィンランドを探索
そこでもレコ屋を巡る。レコ屋に限らすだけど、みんな個人店は営業時間が短い。土日なんて13時オープン、17時閉店とか。
こっち的には。やる気あんのかよそれ!とか思いますが、成立してるんだから、それはそれで羨ましいなと。
フィンランドの立ち寄った店には、自国の英雄であろうHANOI ROCKSが初めて日本ツアーをした時のポスターが一番目につくところにサイン入りで貼ってあったりして、ニヤリとしたり。


さて。
次はどの国に行こうかなと。

以下はずらりと行ったレコ屋の写真です。