【神鳥孝昭のディグごろディグられごろ】第12回

レコード屋や音楽活動を通じて広島や周りの面白い人を【ディグ(掘る)】って紹介する第12回は僕も大変お世話になっている、広島の音楽好きから絶大な支持を得る広島最古参のクラブ(音楽バー)bar edgeというお店をご紹介したいと思います。

 

当店でも過去に何度も伝説的なイベント(勝手に言ってますw)を開催したり、個人的にも数々の逸話を残しているbar edge。広島で少しでもクラブ・カルチャーに触れた事があればお世話になっている人多いと思いますし、みんな大好きな空間だと思います。

 

そんなbar edgeのオーナー、エイジさんは大学在籍中に広島クラブでDJとしてのキャリアをスタートさせ、六本木から来られたDJにDISCO全盛期の当時としては珍しいNEW WAVEとDISCOをミックスしたスタイルを教えて貰い広島のDJで頭角を現した後に、85年には京都でのDJオーディションを勝ち抜き、京都へ活躍の場を移します。86年には東京西麻布にあった伝説的クラブ「ピカソ」でクラブ初体験を経験して、87年に来広して広島の「CLUB G」で働きながら、いずれは独立の夢を描いていたと伺いました。

 

そして94年3月に念願だったbar edgeをオープンさせます。当初は現在の様なダンス・フロアも無くDJバーとしてのスタートでお店として認知されるまで苦労されましたが、お店が少しずつDJの溜まり場となり、そのDJの方々からの要望で少しずつフロアを拡大させていったとの事です。そこからは皆さんの知ってる現在の形になり、数々のパーティーが開催されてきました。

 

僕が初めてbar egdeを訪れたのはいつだろう、、、??大学進学から広島に戻ったのが99年なのでその頃かな、、、??いつもの様に記憶が薄いのですが(笑)、初めてDJやらせて頂いたのはハッキリ覚えてます。当時のクラブだと斬新だった懐メロをかけるイベント「ナツメロック」というイベントでDJさせて頂いて浅香唯とか渡辺美里等をかけてた記憶が。人生最初で最後のカウントダウンDJも「ナツメロック」で体験させて頂きました(笑)。みんな当時は後に僕がこんなレコード屋を作るとは夢にも思ってなかったでしょう(笑)。その頃からオーナーのエイジさんは抜群に優しかったですね。何かけても喜んでくれて。

 

友人のイベントで照明担当してストロボとスモーク・マシーンでbar edgeを地獄空間に変えたり、若手DJばかりを集めた「ヤングライオン」というイベントではテキーラの呑み過ぎで全員が曙スタイルでガンガン倒れていく・・・なんて事もあったり(笑)、僕個人としても酔っぱらって記憶無くした夜も沢山あり色々とご迷惑をおかけした事も多数ありますが、とにかくエイジさんは優しかったです。そんなエイジさんの元には沢山の音楽好きが集まります。94年にオープンして以来、25年付き合いが続いているDJの方々も沢山おり、もはやbar egdeという家族(ファミリー)です。僕もそんな一員だったら良いなぁ、、、。

 

そんなbar egdeでの思い出写真を幾つか掲載。

 

当店8周年イベント時の僕の顔オブジェと寝てる僕(笑)

 

昨年末のイベントでQiezi Maboに扮した僕(右側)

 

 

 

みんな大好きエイジさん。

 

そんなbar egdeで新たな伝説を作るべく今年の当店周年イベントは瀧見憲司お招きして10月5日(土)に開催です!!

続報は寝て待て!!

 

STEREO RECORDS

神鳥孝昭