MMT現代貨幣理論入門

MMT現代貨幣理論入門 (日本語)
L・ランダル・レイ(著)

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前回紹介させてもらったユヴァル・ノア・ハラリ『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福』、なんとここで紹介してました。同じ本を二回も紹介するという凡ミス、今回は同じ著者の『ホモ・デウス テクノロジーとサピエンスの未来』を紹介しようと思ったのですが、同じ回で紹介してしまっています。この本も今のコロナ時代にこそ読んでもらうべき本なんですが、どんな本かというのは第19回を読んでもらうとして、また音楽には関係ない経済の本になってしまいますが、こちらも今読むべき本です。特に音楽で食っている人には必読かと。世の中を根底からくつがえす本なので、色んな人に読んでもらいたいです。

L・ランダル・レイ教授の『MMT現代貨幣理論入門』、MMT(モダーン・マネタリー・セオリー、訳して現代のお金って本当はこうちゃう、僕が訳すと本当のお金の理論ですかね)って言葉、この頃よく耳にするでしょう。どういう内容かと言いますと、自国通貨を発行している国は赤字国債を発行してもデフォルト(破綻)しないということを立証する経済学なんです。

解られました?

日本の借金1200兆円、財政破綻すると言われてますが、全然財政破綻しないじゃないですか、毎年毎年「日本の借金800兆円破綻する」「借金1000兆円、死んじゃう」と言われてきたんですけど、どんだけ借金が増えても破綻しないじゃないですか。

破綻する人の理屈というのは国債の金利がどんどん上がって、国債が暴落して破綻するということだったんですが、借金が400兆円増えようが、金利は全然上がらなかったのです。

あの麻生財務大臣でさえ、たまに「(財務省は)オオカミ少年なんじゃないの」と言うほどなんですけどね。でもなぜか、いまだに財務省の言う通りプライマリー・バランスの黒字化を目指そうとするんです。いつ洗脳は解けるんでしょうね。

プライマリー・バランスというのは国の収入(税金)と支出(福利厚生や国防費など)をちゃんと同じにしようという考えです。

これをやってないといつか国は潰れるということなんですけど、でも国というのは普通の家庭じゃないんですよ。プライマリー・バランス健全化、緊縮というのを、バブル崩壊以降ずっとやられているから、日本はデフレになっているわけです。失われた20年の正体というのはこれなんです。

大阪では維新がまた性懲りもなく大阪都構想なんてやろうとします。なんでやるかというと大阪府と大阪市で2重行政があって無駄だからそれをなくすためだと言うんですけど、無駄なんてあっていいんです。府立の病院と市立の病院がある方が住んでいる人にとったら便利なだけじゃないですか。

維新は細かいサービスをやるために細かく別れている区を一つの大きな特別区にすると言ってますが、大きくしたら細かいサービス受けれなくなると考えるのが普通ですよね。なんでそんなアホな理屈を言うのか、なんで大きくしたら細かいサービス受けられるんですかね。今でさえ区で働いている人は忙しい言ってるのに。

維新がなんでこんなことやりたいかと言うと、維新が緊縮したから大阪の税収が減ったからです。国に「金貨して」と言ったんだけど、断られたからです。これが都になると国の許可を必要なく借りれるわけです。このデフレ化だと大阪は一生借金を返せないでしょう。大阪は国じゃないので、破綻する可能性があるんですけど。

借金を返していく方法って、景気をよくしてデフレ脱却して、税収増やすしかないんですけどね。

自国通貨を発行している国は、どんどんお金を刷っても破綻しないんです。だから維新は都構想なんかの緊縮をせずに国に「もっと金刷れや、地方が疲れているやろ、地方に金配れや」「消費税の中の地方税の割合もっと増やせや、なんでお前が一括にまとめて、そのあと地方に分配するんや」と言えばいいんです。

維新は自業自得ですけどね、バスの運転手、役所の受付なんかに高い給料払うな、民間に委託して安い給料で済ませろ、そんなんするから税収減るんですよ。儲かるのはパソナみたいなピンハネ会社ばかりです。

働いている人は苦労するばかり、なんで紹介だけで、毎月25%も手数料とるんでしょうね。初めの何ヶ月かだけでいいと思うんですけどね。というか25%もとるとかが違法だと思いますけどね。海外のマネジャーでバンドから25%も取ってたら訴えらます。

ビートルズのマネージャーのブライアン・エプスタインは25%取ってましたが、それも昔だったから出来たわけです。でもビートルズがライブしなくなった原因って、ブライアンの高いマネジメント料が嫌だったからじゃないですかね。出版に関してはブライアンとポール、ジョン、ディック・ジェイムズで、ノーザン・ソングスという会社を作っていたから、手数料がそんなにとられないから、楽曲はちゃんと作るよということだったかもしれませんね。そこに入ってないジョージ・ハリソンはブチ切れていて「オンリー・ア・ノーザン・ソング」という曲で、“俺がどんなコード弾こうが、どんな歌おうが関係ない、ノーザン・ソングに持っていかれるだけ”って歌ってます。すごいアイドル・バンドですよね。こんな歌を書くジョージに、あの二人キレることなく、よく一緒に演奏したなと思います。すごい暗い曲になってますけど、そりゃ自分らを批判してる曲楽しく演奏出来ないです。たかが10%の違いで人間ってここまでぶち切れるもんかなと、俺みたいなスーパー・ポジティヴ野郎は思ってしまいますが、しかも超金持ちになってんですけどね。

人間ってそんなもんですか。

でも維新の間違った政策、政府のケチケチさにはみんなキレた方がいいと思いますよ。

それでみんな20年間意味もない苦労をさせられているのですから。

アメリカでMMTをやろうと立ち上がっている人たちはそういう人たちなんです。

MMTって何かというと、簡単にいうと、万年筆マネーのことです。

「万年筆マネーってなに」という人が多いと思いますが、お金は銀行で「すいません、百万円貨してください」と言った時に生まれるということです。銀行に百万円あるから、百万円貸すのではなく、銀行の人が帳簿に百万円Aさんに貸しましたと万年筆で書いた時に百万円が生まれるということを万年筆マネーと言うのです。

今だとキーボードで打ち込むからキーボード・マネーですね。これはMMTではなく、もっと前からジェームス・トービンという経済学者が言ってきたことで、他の言葉で言うと信用創造というやつです。もう少し説明しますと、銀行が手持ちの現金よりもずっと多くの預金通貨を発行することが出来る現象を言うわけです。

この始まりの元々は、みんな物々交換だと思っていたわけです。要するに貨幣の始まりというのは、海の物と山の物を交換したりするのが、貨幣の始まりだと。この交換に便利なものとして貨幣が生まれたと。ずっと経済学者はこれがお金の成り立ちだと思っていたわけです。だから銀行の万年筆マネーについてもずっと物物交換の延長線上だと思っていたわけです。要するに金庫にお金の代わりになるものがあるから、紙幣を発行出来ると。お金の代わりと言えば金(ゴールド)ですよね。そうやって昔は保有金と通貨発行量を同じにしていたとされるんですけど、それも本当にそうなのかなというのがMMTです。

初めからずっと信用想像がされていたんじゃないかというのが、MMTの考えです。

日本で言うと(世界でも一緒ですが)、日本が紙幣を発行する時、何を基本にしていると思われます?金塊と紙幣の関係で考えると、税金と紙幣ですよね。

日本の運営って、日本人の治める税収が70兆円だから、国家の予算は70兆円でやろう、でも足らないから赤字国債30兆円出して、100兆円でやろうとやっているんですけど、でもこの予算組本当にこうなっていると思います?この70兆円って日本人が税金を治める前からあるわけです。2020年に税金70兆円入ってから発行してるわけじゃないですよね。貯金があったわけでもないです。国もずっと万年筆マネーをやってきたわけです。「日本の維持に100兆円いるんだよな、じゃ発行しよう」ともう100年以上もやってきたわけです。でもずっと日本は破綻せずにやってきたのです。

アルゼンチンは何回も破綻してますけどね。アルゼンチンが破綻しているのは国債を自国で買ってなく、外国が買っているからです。日本は全て国内で賄っているから、破綻するわけがないわけです。でも財政健全化しないとインフレになると言われますけど、もう20年間なってないわけですからならないわけです。

もちろんもっと発行していったらインフレになるかもしれません、でもいくら発行したらインフレが4%、8%、10%になるんですか?そう言う人たちはその数字を言わないわけです。

何回も書きますが、800兆の時に破綻すると言われて、それが1200兆まで増えているのに破綻しないんです。

というかそうやって国の借金が増えていて、今どういう現象のなっているかご存知ですか、国民の預金が増えていっているんです。今の国民の預金額1200兆円です。

これで破綻論者は預金が1200兆円あるから、赤字国債を1200兆円発行出来ているんだというんですが、ここまで読んで下さった方はその理屈がおかしいと思ってますよね。

国の借金(国が発行したお金)が何になっているかというと、国民の収入を生む労働に変わっているわけです。道路を作るために国が赤字国債を発行して、そのお金で労働した人がそのお金を得ているわけです。で消費に使い、残った余ったお金は貯金しているわけです。だから貯金が増えていっているわけです。

これが今日本で行われている貨幣現象なわけです。

というか、多分貨幣が生まれてからずっとこういう流れなんでしょう。

だからもっと赤字国債を発行して、病院を作ったり、コロナ対策に当てたり、防波堤を作ったり、次の地震に備えたり、大学、専門学校などの無償化などにお金を使ったらいいのです。

いつまで発行出来るかって、インフレ率が2%になるまでです。この頃は4%でも健在な経済活動を行えるんじゃないかと言われています。

世界中がインフレ率2%の目票を上げて金融政策(お金の量を増やすこと)をやっているのに、どこも日本みたいにデフレ状態になりつつあるからです。

こんなすごい世の中になっているのに、誰もお金を発行しろと言わないのを僕は不思議で仕方がないのです。

この本を読んでみてください。

ちょっと難しいので、入門書として、藤井聡教授の『MMTによる令和「新」経済論:現代貨幣理論の真実』などをまず読まれるのが分かりやすいかもしれないです。でも僕が書いたことでMMTの概要は分かられたかなと。

大事なのは「破綻なんかしないのじゃ、もっと給付金配れ。中小企業、レストランとか潰さないために、みんなに金配れ、そうしたら、もっと税金納めてやるわ」と言うことが大事かと。そして「そんなしたら国潰れますよ」と言う奴に僕が書いたようなことをちゃんと説明出来る能力をつけることですね。