VINYL日和見日記〜其の6

新年あけましておめでとうございます。

といってもこの原稿を書いているのは年末なので、まだまだ周りにはなんの正月感もありませんw。年末はコロナの飲食店時短要請でホリデーシーズンの賑わいもどこえやら。2020年の12月で50歳という節目を迎えるので、自分がオーガナイズ&DJをするパーティーを企画していたのですが残念ながら中止に。毎年予定している忘年会もほとんどなくなりました。行政からの要請に応じてやらないというのも大人の判断だとは思いますが、感染対策をとりながらお店を開けるという事も立場変われば正解という気もしますし、自粛警察のように同調圧力を共用するのではなく、そういった判断に対しても柔軟であるべきかと思います。とかく我々のようなイベント業界(特に企業ものやPR関連)は今の今まで業界的な保証は一切ないので本当に切実ですね。と、まあ暗い話で始まりましたが、ようやく少しだけ明るいニュースも有りまして、僕が総合演出を担当するファッションエンターテイメント「KANSAI COLLECTION@京セラドーム」が約1年半ぶりに開催が決定したということです。メインビジュアルは大阪万博のロゴをデザインした巨匠シマダタモツさんです。おそらく3月時点であれば、まだコロナ対策をやりながら入場制限なども行なう事になると思いますが、無事に開催ができ周りにも明るいニュースを届けられる春になればと祈るばかりです。

https://www.kansai-collection.net/

で、今回のコラムは僕も以前に演出進行を担当したことのある、DJ YOKUさん率いる”A Hundred Birds”の恒例クリスマスLIVEの事を書こうかと思って準備していたのですがなんと直前で中止!今回はフェスティバルホールに会場を変え、配信で行う予定をしていたそうですが、LIVEでましてやオーケストラともなると携わる人数も多いでしょうし、東京から来るゲストアーティストもかなりナーバスになるんだろうな〜と勝手な想像をしているわけです。今回はスペシャルゲストヴォーカルに吉田美奈子さんが登場する予定で、どんな曲歌うのか楽しみでしたがホントに残念です。お約束のラストソング”A Hundred Birds”の「LOVE IS THE MESSAGE」を聞いて「今年ももう少しで終わりやな〜」とか思いながら、なんばハッチを出てクリスマスイヴの街へ繰り出すというのがルーティーンだった人も結構多いと思うので、AHBロスなイヴになったんじゃないでしょうかね。

さて今回ご紹介するレコードですが、A Hundred BirdsクリスマスLIVEが『FUNKY DICOvery』というタイトルだったということも有り、和モノFUNKY DISCOの7インチをご紹介します。

※今回は都合によりDJ MIXはお休みですm(_ _)m

竹内まりや/SWEETEST MUSIC

竹内まりや4枚目のアルバム”Miss M”のA面1曲目に収録されております。アルバムA面はデビッド・フォスター(JTスーパープロデュースでもおなじみw)が全面参加というなんとも当時らしいバブリーな制作費の使い方です。この曲もリズムアレンジをデビッド・フォスターが担当しているのですがタイトで小気味いいですね。終わりがエンドフィルも無くバツってカットアウトするんですが、有名プロデューサーは細かいことはきにしないんですかね〜。B面は達郎さんのMorning Gloryのカバー。ちなみにこのシングル中古市場では1万円超え!ちょっと高騰しすぎですね。。。

JUNKO OHASHI/シンプル・ラブ

A Hundred BirdsのクリスマスLIVEにもゲストヴォーカルとして参加したことのある大橋純子1977年のヒット”シンプル・ラブ”の英語バージョンです。なんとも高揚感のあるいい曲でフロアだと手が挙がるんじゃないでしょうかねw。歌唱力もさることながら英語の発音もすばらしい!演奏は美乃家セントラル・ステイションかな?ということはギターは土屋昌巳(一風堂)です。ジャケット裏にプロデューサーのライナーで『この曲は今はやりの”おかまダンス”にピッタリ!』と載っているのですがどんなダンスですかね?

中原めいこ/FANTASY

アルバム「2時までのシンデレラ」に収録されている曲ですが、正式なシングルリリース無く、こちらはプロモーション用の7インチなのでなかなかレア盤です。曲もディスコティークという言葉がふさわしいキラキラアーバンブギー!

RCサクセション/ステップ!

この曲自体はバンドメンバーではなくスタジオ・ミュージシャンによる演奏なのですが、この当時のRCサクセションの演奏力を事務所が信用してないという判断だったみたいですね。というかバンドなのにそんな事があるって本人たちからしたら何とも不本意な話でしょうけど、キレキレ16ビートのDSCOは最高にかっこいい仕上がりです。今回はFighting 80’sのLIVEからどーぞ。

というわけで2021年もいろんなtレコードをご紹介してまいりますので、引き続きよろしくおねがいします!