連載コラム – Vol.32 気分はどうだい? 1月 「音楽が終わったら」

2021年、今年が本当にハッピーな良い年になりますように!!

今年のはじめに・・思ったこと。
去年はいろいろな業種にとって最悪の年になったことには変わりがなく、僕が携わる音楽業界においても同じでした。ただ僕の場合、イベンター、音楽事務所、プロデュースの第一線からはもう既にリタイアー(現在はラジオの音楽番組の制作)しているわけで、多くの友人達も長年勤めていたレコード会社等を去ったり、自ら設立した音楽事務所を次世代にバトンタッチしています。しかし、今も尚ライブ活動をしている当時のアーティストやそれに携わるスタッフたちもいるわけで、その苦悩はよくわかります。

大きなツアーの場合、何ヶ月も前からホールを押さえ、会場等へ書類を提出、打ち合わせを繰り返し、プロモーションをやり、チケットを販売する各地のイベンター(コンサート・プロモーター)そして、そのツアーのステージを作り上げる、照明、PA、美術、舞監さらにはそれら器材を各地のホールに運ぶトランポ(トラック・ドライバー)など大勢のスタッフ(フリーだったり、会社組織の業者)が参加しているわけです。多分今年はほぼ仕事にはならなかったと思います。もちろん外タレのコンサートも同様だったはずです。でかいホール・クラスのライブだけではなくいわゆる全国各地のライブハウスも大変な状況で、SNSなのでいろいろな情報を見聞きしていたし、知り合いの店のドネーション等にも参加はしました。日本だけではなく世界中がこのような状況に置かれ、今年がどうなるのか誰もがわからない状況だと思います。

そして僕が一番気になるのは勿論、こういったライブなりの今後もそうなのですが、去年においても多くのアーティストや音楽関係者達(日本においても)の訃報を見聞きするたびに、僕達(ビートルズ第一世代)が仕事として携わってきた音楽(ROCK)がどんどん消えていってるのではないかということなのです。残念ながらROCKに関して言えば結局50年前からの時代を引きずっているだけだと思うのです。さらに時代を大きく変え、時代を大きく牽引してきた<ボブ・ディラン>などのアーティスト達がいなくなることは近い将来に確実にやって来ることなのです・・音楽は残るけれど、人は消えてきます・・時代はどんどん変わり、若い人たちの音楽への関心も変わっていきます。「音楽」にとって今年がどのような年になるのでしょうか・・

2020年12月30日で74歳になったパティースミス。43年前、31歳の発言

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そして、ドアーズの今でも頭の中で鳴ってる曲。