The Wild World of Barney Bubbles: Graphic Design and the Art of Music ペーパーバック – Paul Gorman(著) Peter Saville(寄稿)Clarita Hinojosa(寄稿)
- 2023.08.08
- KYOTO
過去のことを振り返るのはこれで最後にしたいです。
いつも昔のことばっかり振り返っているような気もしますが。
ギターも機材も過去のものが好きです。
でもギターとか古い機材はネックが反ってたり、いろいろと問題があるので、新しく作り直したものを買い集めています。
感覚的には模型みたいなものかなと思っています。
ギブソンにはコレクターズ・チョイスというシリーズがあって、昔のギターを3Dスキャンして、それを再現したギターなんてのもあります。これはギブソンがIT会社を買収して、すごくデジタルに力を入れようとしていた時に行われていて、もう今はやってません。
コレクターズ・チョイスものはすごくいいんですけど、値段がどんどん上がっていってます。なんかロレックスみたいな感じになっているのかなと思います。
昔はテレビジョンのトム・ヴァーラインみたいに人気のないギターを使ってそれがかっこよかったのですが、今やギターは全部開拓されて、どんなギターでも高くなってしまいました。
最後にそういう開拓をやったのはジャック・ホワイトですかね。さすがに誰も使わんやろと思っていたグラスファイバーのギターで誰も考えつかなかった音を作りあげました。
誰も考えつかなかったというのはいい過ぎですかね。音自体はガレージ・ロックのファズ・ギターなんですけど、それを現代に蘇らせたというか、何百倍も極悪サウンドにしてました。
あーこんな方法があるんだなと感動です。
ガレージ・ロックを現代風にやり直すということはパンク時代だとクランプスなんかがやってたことなんですけど、またちゃんとアップ・デイトさせていたのが、凄かったです。
僕もギブソンやジャック・ホワイトのように何か復活させたいなと思って生きてきたのですが、何も復活させれないまま生きてきました。そんな中で、一番復活させたい人と言えばデザイナーのバーニー・バブルスです。
もう亡くなっている方なので、ゾンビみたいに復活は出来ないのですが、日本ではジェイミー・リード、ピーター・サヴィル、ネビル・ブロディなどのデザイナーと比べると評価が低いと思うのです。
どういう人かといいますと、あのニュー・ミュージカル・エキスプレスのロゴを作った人です。そして、 スティッフ・レコードの一連のあの洒落たデザインをしてました。もちろんあのロゴも。そしてホークウィンド!あのホークウィンドがめっちゃヒッピーなのにスペーシーなロシアン構成主義のデザインだったのはこの人のおかげです。
僕が一番大好きなのはダムドのセカンドのカデンスキーをポップにしたジャケットです。
すごいいいデザインを作っていたんですが、80年代頃には仕事がなくなってきたと思うようになって、たぶん躁鬱だったので、自分で勝手に仕事がなくなってきたと思うようになっていたのだと思います。そして、ガス自殺をしてしまいます。42歳だったような気がします。自殺する前はPVの仕事に魅力を感じて、安いビデオで面白い作品を作ることに未来を夢見ていたのですが。PVでの彼の最高傑作はスペシャルズの「ゴースト・タウン」です。サッチャーによる民営化、構造改革でゴースト・タウンとなったイギリスの夜の街をメンバーが車でだた走るPVなんですが、コンラン・ショップのデザイン部門に就職して、こんな所違うとサンフランシスコに行って、ヒッピーになって帰ってきた彼らしい作品だと思います。デザイナーなんて金持ちで傲慢みたいなイメージが大嫌いだった彼らしいと思います。でもそんな彼にお金ジャブジャブ刷ったら、廃墟だったようなイギリスの道にたくさんのお店が立ち並んでいる今の姿を見せてあげないと思います。彼のことだから「こんなの虚像だよ」と言うんでしょうかね。それとも「若い子が一生懸命働いいるからいいんじゃない」って言うんでしょうね。どっちでしょうね・
バーニー・バブルスの作品は今も使える色々なアイデアの宝庫なので、みなさん見てやってください。
The Wild World of Barney Bubbles: Graphic Design and the Art of Music ペーパーバック – Paul Gorman(著) Peter Saville(寄稿)Clarita Hinojosa(寄稿)