シロート・クロート・グレーゾーン Vol.40
- 2024.02.05
- OSAKA
新年あけましておめでとうございます。と言うものの、もう2月ですね。今年初めてのコラムです。1月に入ってからというもの、やたらとしばれる日々が続いておりまして、すっかりヒートテック下がないと外に出られなくなってしまいました。ヒートテック下わかります?ようするにパッチですね。股引です。ズボン下です。江頭です。
今年の正月は1月1日から大変な出来事でした。16:00過ぎ頃でしたか、石川県能登地方を震源とする震度7の地震が起こりましたが、関西も揺れていたようなのですが、ちょうど田舎の山道を息子と散歩中で歩いていたからなのか?特に揺れを感じることもなくて、自宅に帰りニュースを見てびっくりしておりました。毎度の事ながら思いますが、災害が起こって、いの一番に支援物資を集めたり、義援金の手配をしたりと、即活動される方々に敬意を表します。2011年311東北地震のときに義援金を集めて活動団体に送るお手伝いをしたことがありますけど、そんなお手伝い的な作業は誰でもできると思うのですが、お手伝いではなくて、何をも顧みず自ら主体的に行動する人たちは凄いなーと思うわけでございます。被災地にお住まいの方々の日常が一刻も早く元に戻るよう願っております。
あと昨年末27日の松ちゃんのニュースは、なかなかインパクトがありました。いや違う、インパクトは特にゼロで内容には全然驚かないですけど、ついに松ちゃんの文春砲かーと感慨深く思ってしまいました。1987年の中学入学と同時に始まった『4時ですよ~だ』のヘビー視聴者で、その後のテレビ番組の私的な中心軸だったダウンタウンの松ちゃんが活動休止とな!…時代が変わったのだとつくづく思う次第です。だいたい問題の内容的には誤解を恐れず書きますと、よく聞くような話だし、そんな飲み会なんか“わんさか”あるだろうと思うし、今は無きラジオ番組、松本人志と高須光聖の『放送室』を第1回から最終回の第391回までの録音を3周は聴いた私としては、番組内でもいろいろドギツイこと喋ってたやんか!って感じなので、やはり時代と言うか世の中の潮目が変わったという事なのでしょうか。
一時期、私は件のY興業に席を置いておりましたが、その時の目上の社員さん(エライさん)なんかですら「おう江頭。最近タレかいとんのか!?」なんて、日常会話で“タレ”とか“かく”とか。今現在はどうなのか知りませんが、なにがしかに感化された社員さんなんかは完全に男世界のワルい感じで女性を表現しておりましたな。ちなみに“タレ”は女性のこと。“かく”は性交ですな。いったい世の中は芸人さんに何を求めているのでしょう?このニュースは全然おもろないニュースでした。
そういえば先日、高校生のラッパーを選出する番組のオーディションを見学できる貴重な機会に恵まれまして、チャレンジする人数なんかを見ていると、まだまだボリュームのあるシーンなんだなぁと実感するわけでございます。そろそろ親戚の子供とかがラッパーを目指しているなんてのも普通にある話かと思いますね。昨年2023年でHIP HOPが誕生して50周年ですものね。
HIP HOPと言えば、昨年の10月頃からSNSを随分と賑わせていた、BAD HOP、舐達麻、ジャパニーズマゲニーズ等々が入り乱れる一大BEEF(ビーフ)がエキサイトしていて興味深かったです。ビーフとはHIP HOPで言うところの相手を貶して、そしる。要するにディスり合うわけですね。
他の音楽ジャンルでは相手に対して皮肉を込めたり、揶揄する表現はあっても、ここまであからさまに扱き下ろすことは無いと思いますが、HIP HOPではつきもののビーフでございます。今回のビーフの内容とか、どちらがどうとかの評論は勿論しませんし、当事者でもないのに論ずることはございません。
論ずる事はございません。と書きましたが、個人的にはこの舐達麻の楽曲のトラックが絶妙で、映像の雰囲気もあいまって、しばらくヘビロテでした。そして同トラックでジャパニーズマゲニーズもディスソングをリリースするという流れもエキサイト致しました。
で、一部SNSでも盛り上がっていたんですけど、このトラックのサンプリング曲の『matryoshka / Sacred Play Secret Place』が話題沸騰しておりましてですね。正直に申し上げまして、私もmatryoshka(マトリョーシカ)さんの名前をなんか見たことあるなー?みたいな認識だったのですけど(失礼いたします)、曲の綺麗さとボーカルのCaluさんの声で一発ファンになりましてですね…。自身の知見や見識の狭さを恥ずかしく思いつつも、まだまだ知らない曲があることに非常に喜びも感じるわけでございます。おかげさまでリリースされているアルバムは全てDLいたしました。現在ではこちらのmatryoshkaさんの各種アルバムの楽曲がヘビロテ中でございます。
まだまだ寒い日が続きそうですが、皆様ご自愛くださいませ。
今月も読んでいただきありがとうございました。
江頭 善史