第77回Slowdown 減速する素晴らしき世界 ダーニー・ドーリング(著) 遠藤真美(翻訳) 山口周(解説)
- 2024.05.29
- KYOTO
AI戦争って言ったらいいのか、AIバブルって言ったらいいのか、分かりませんが、世の中すごいことになっていますね。AI来る〜。電力必要!で電力株が爆上がりしていたり。半導体工場出来る。そこに人集まる。みんなイオンに行く。イオン儲かる。てことでイオンの株が上がったりしたりと、面白すぎるのですけど。
音楽業界的には、将棋AIの時と同じ流れになるのでしょう。
AIは人間に勝ったけど、将棋AIを勉強道具として使っている藤井聡太さんなどの大スターは今も健在です。将棋AIのスターは生まれません。
AIが人間が考えつかない斬新なメロディ、リズムを考えて、それがヒット、ついにAIが人間を抜くって騒がれるけど、そのAIが作った曲に影響された人間がまたすごい曲を考えてその人が大スターとなっていくのでしょう。
AIなんか、たいしたことないだろうと思いながらも、とんでもない研究が行われているのじゃないかという恐怖感はあります。
映画『オッペンハイマー』はまさにそんな恐怖を描いた映画でした。
いつか、人類は終わるんですかね?終わるのだったら、終わればいいし、もう仕方がないすよね。人類が滅亡するか、どうかなんて、この大きな宇宙にとっては、本当にささいなことです。
物理学者はそう思ったんでしょうね。
今まで生かせてくれて、ありがとう、楽しかったよって、思って生きていくしかないです。
昔からずうっと一緒なのかもしれないですね。昔の人の方が自然の仕組みが分かっていなくって、毎日、明日世界が終わるかもって震えてくらしていたかもしれません。
明日世の中が終わるかもしれない、だから毎日楽しく生きていくしかない。明日死ぬかもしれないから、悪いことするのじゃなく、何か人のためにいいことをする。どうせ、いつか人間は死ぬんだし、それが唯一の解脱の方法だと仏さんは解きはったのです。
キリストとかも一緒なんでしょうね。隣人を愛しなさい。この言葉、真理ですよね。
アラーはどう言っているんですかね。まだイスラム教のことを勉強していないので、知らないのですけど。コーランもちゃんと読みたいなと思ってます。
イスラム原理主義者のテロリストに会った時、コーランを言えたら殺されないそうなので、コーランを読誦出来るようにしようと思っています。
その前に釈迦の仏典を釈迦が喋った言葉パーリ語で覚えるというのもやりたいなと思っているんですけど。日本で一つだけあるんですよね。パーリ語でお経を唱え、教えている協会が。日本テーラワーダ協会といいます。東京に住んでいた時、いつもその前を通りながら、いつか習いに行きたいなと思っていました。YouTubeもやられておりますので興味があるかたはどうぞ。今初めて気づいたのですが、スマナサーラ長老、瞑想もやられているんですね。僕あのビートルズ、デヴィッド・リンチもやったTM瞑想やったので、スマナサーラ長老の瞑想とどう違うのか、体験してみたいなと思いました。これで日本の瞑想との違いが分かるようになるんでしょうか。
https://www.youtube.com/channel/UCrqoH_sO3BQTBgU_u0pj-hA
子供の時から、思ってたんですよね。あんな変な当て字をしたような、お経を唱えて本当に意味があるのかな、日本のロックがあかんのもずうっとこの当て字なんじゃないかと思ってたんですよね。変な風に輸入して、自分の都合のいいように解釈して、そこに本質があるのか、めっちゃ歪んでないかと思ってたのです。
すいません、また変な話になって、世の中どうなるかまったく分からないですけど、たぶんこうなるだろうと予想している本が『Slowdown 減速する素晴らしき世界』です。
オックスフォード大学の地理学者が膨大なデータから「加速時代の終焉」と「世界の安定化」を予想する本です。
人口が増え続けて地球がダメになるということはどうやらないみたいです。
この事実は『FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り超え、データを基に世界を正しく見る習慣』(この本もいい本ですよ)で知っていました。
国連の予想は2100年に地球の人口は110億人でピークを打ち、減少すると予想していますが、ほとんどの人口統計学者はそこまで増えず、もっと早くに減少していくだろうと予想しています。だいたい国連の予想より、20億とか30億、人によっては40億も少ない予想を立てています。
僕の子供の頃は、2030年に地球の人口は150億人となり持続不可能になるとされていたのですが、もうどんだけ頑張っても火星に移住しないと泣き叫ぶまで、人口は増えないみたいです。
地球は安定するのです。
すべての国の家族が持つ子供は二人以下になるみたいです。先進国と同じになるということです。
そうするとどうなるかといいますと、どこの国も戦争をしなくなるように(出来なく)なるのです。
どこの家族も、大事に育ってた一人息子、娘を戦争になんか行かせないです。
永井豪の傑作短編マンガ「真夜中の戦士」みたいに、代わりにAIが戦争するってことになるのかもしれませんが。
そんな漫画みたいなことは起こらないでしょう。
この本を読んでいて、そんな明るい未来の中で、唯一の懸念は地球温暖化で、本当に今すぐなんとかしないとヤバいみたいです。
グレタちゃんみたいに長距離移動は船でやるしかないみたいです。世界中の人が飛行機に乗るのは、死ぬまでに一回だけとか検討しないといけない時代が来そうです。
船の株とか、鉄道の株買っときますか!
いやー、どうなんですかね?でも、2030年までに全部電気自動車にするって、言うような世界ですから、次は娯楽での飛行機旅行は禁止なんて法律を通すかもしれません。ドイツ、オーストリア、ノルウェー、スウェーデン、フランスでは飛行機に航空税、環境税を足して、鉄道より高くしようとしています。今までの例で考えると日本もそういう税金をかけていくようになるのでしょう。
日本の航空関係は政治家の利権の巣窟ですから、それがやれるかなとも思うんですけど、でもそういうおじいちゃん政治家も死んでいきますからね。
沖縄に行くのは飛行機で行くのはとんでもない額になって、船で行くなんてことになるのでしょう。
みなさんを元気にしようと、地球は安定して、戦争というものがなくなるという未来なんですよ。暗い話になりました。すいません。
でも、それくらい地球温暖化は切実とした問題です。
トム・ヨークとかが、飛行機でのツアーは止めるなんていってたの、バカじゃないと思ってたけど、真剣に考えないといけない時代になっているみたいです。トム・ヨーク偉いですよね。
僕らが一番望むことって、世界が平和になることですよね。それさえ実現すれば、僕は何もいりません。僕神様にお願いする時、いつも世界が平和になりますようにとしか、お願いしないんですよね。
Slowdown 減速する素晴らしき世界 ダーニー・ドーリング(著) 遠藤真美(翻訳) 山口周(解説)