テクノロジカル・リパブリック 国家、軍事力、テクノロジーの未来 アレクサンダー・C・カープ (著), ニコラス・W・ザミスカ (著), 村井章子 (翻訳)

テクノロジカル・リパブリック 国家、軍事力、テクノロジーの未来 アレクサンダー・C・カープ (著), ニコラス・W・ザミスカ (著), 村井章子 (翻訳)
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この連載も残すところあと2回になりました。

この連載のアイデアは『死ぬ前に聴くべき1,001枚のアルバム』だったので、死ぬまでに絶対読みたい音楽本1,001冊にしとけばもっと連載が続いたのに、残念です。

8年以上も連載が続いたのは奇跡です。しかし、死ぬまでに絶対読みたい音楽本と言いながら、どんどん音楽と関係ない本の紹介になったのは辛いです。

僕的には全部音楽に関係している本なのですが。僕は音楽にしか全く興味がない人間なのです。こんな人間はよくいるなと思うのですが、仕方がないですね。 とにかく、ずうっと音楽をやりたい、でもそのためには金がいると、いうことで歪んだ人生を歩んでしまったなと思います。

もう年をとって、ツアーとかもいけないですし、オールナイトの仕事も無理です。そんな中で何をしたらいいのかと思って、日本人が出来ないバックビートを出来たら、俺、超金持ちちゃうかと思っています。 しかし、全然出来ません。

子供の時に憂歌団とか大木トオルとか聴いて「こんなんブルースちゃうやん」と思ったまま大きくなったわけですが、ついに俺も死ぬまでブルース、R&Bを歌える人にはならないのかと悔しいわけです。音痴ですし。

エノケンさんや坂本九さんはできていたのに。なんで坂本九さんに弟子入りをしなかったのかと思うわけです。不思議な縁で、僕の親友は坂本九さんと同じあの飛行機事故で亡くなっているのです。これはなんか俺にお前もバックビートで歌えと言っているような気がします。

ずっと黒鍵ばっかり弾いて適当にやっていると思っていたキャプテン・ビーフハートも、ちゃんとバックビートで歌えているんですよね。

あと8年くらいしかない人生ですが、頑張ろうと思います。

というわけで、音楽の本を紹介したらいいんですが、次はこれを紹介したいと告知していたので、また音楽と関係ないテクノロジーの本です。 そうです。高市首相と会ってヤバイとうわさされるパランティアのCEOの本です。

タイトルが国家、軍事力、テクノロジーの未来と仰々しいですが、全然テクノロジーの本ではなく哲学の本です。著者の一人アレキサンダー・C・カープ、哲学の人なのであたりまえといえばあたりまえなんですけどね。

でも僕としてはどうやってイランのリーダーを瞬殺したAI技術のヒントみたいなものが書かれているのかと思ったら全然そんなことなくて、サンデル教授の本を読んでいるような本でした。

アレキサンダー・C・カープ、リバタリアンじゃなく、サンダル教授と同じコミュニタリアンなんだなと思いました。

で、サンデル教授と同じように色々文句は言うんですけど(文句じゃないですね、質問を投げかけるんですね)。結論はないんですよ。原題ではテクノロジーの未来ではなく、西洋の未来とあるように、西洋よどうするんだと投げかけているのです。

“仮想敵国の中国はこんななのに、お前ら軍事に関わらないとかきれいごと言っているけど、お前らアプリとかSNSとかばっかり作って金もうけのことしか考えていないじゃん”と同業者に嘆いている本です。

でも、“俺はアメリカと組んで中国を叩くぜ”とも言っていない、何も言ってない、アメリカの空洞化とかそんなことを考えている。まっ、SNSでよく言われるパランティアヤバイ、ヤバイという感じではないです。

こんなことを書くとお前は何も分かっていないと怒られるんですけど。 とにかく、みなさん、読んでみてください。 読むのがめんどくさい人はAIに要約してもらってみてください。僕の言っていることと変わらないと思います。

で、AIと議論してみてください、パランティアどうなのと? 8年で、本当に変わりました。本を読まなくていい時代が来るなんて。 本を読むという行為はコスパの悪いこと、ぜいたくとなったのです。 音楽をやるというのもそういうことになったんですかね?そうですよね。音楽好きなんてクラスに一人しかいませんでした。そして、そいつは大体金持ちでした。

次回最終回、音楽の未来を語れるような本に出会えるか、楽しみな1カ月後となりました。 1カ月で何になっているか分かんないですね。石器時代になっているかもしれない。 大変な世の中になりました。