シロート・クロート・グレーゾーン Vol.22

すっかり春の陽気で気分の良い毎日が続いております。江頭です。ところで皆様はニュースは何から仕入れていますか?テレビ?ラジオ?WEB?まさかの新聞とか?私は基本的にはWEBでニュースを確認してからテレビのニュース番組をみて、そして気になったことはTwitterで検証して、深堀りしたい事象はYouTubeチャンネルなどで調べてみたりしていますが、これがたまに沼にハマってしまい気が付くと凄い時間を使って調べたりしていることもあります。

最近ことさら気にしていることは自分の子供時代の頃とは随分とニュースソースが変わってしまったこと。子供の頃のニュースソースは新聞だった。新聞を読みなさいと学校でも家庭でも教えられたような気がするし、事実小学生の比較的早い段階からじっくりと新聞を読んでいたと思う。読む順番はテレビ番組欄裏の3面社会ニュース→1面記事→2面国際政治記事の順番で、特大の事件があった時には1面から読みます。意味がわからない単語は辞書を引いて調べたりしていた。今から思うと新聞社によって内容に偏りがあったりしたと思うので、一紙だけを真剣に読む小学生というのはどうかと思いますけどね。

4年生の頃だったと思うのですが担任の先生がクラスの生徒に向けて家でどこの新聞を読んでいるかアンケートを取って挙手させていたことがありましたね。先生が「はい京都新聞の人」みたいな感じで、生徒は「はーい」なんて挙手するのですが、「毎日新聞の人」、「読売新聞の人」てな感じで先生が生徒に挙手させていました。今そんなことしたら問題になるのですかね?何を考えてアンケート取っていたんでしょうかね。先生の「その他の新聞の人」なんて問いかけに、とある生徒は「聖教新聞です」とか、また別の生徒は「僕の家は赤旗です」なんてマジで答えていましたからね。ネタでもなんでもないですよ。謎のアンケートでした。アンケートというか審査ですねコレ。また、時代なのか土地柄なのか日本国の国歌についてブツブツ言う先生も多くて、音楽の教科書の最後のページにある『君が代』の楽譜に「はい、今から配るこのプリントを糊で貼ってください」って先生がいたのは忘れられない。

まぁとにかく、いつ頃からか段々と新聞を読まなくなって30歳になるころには新聞は全く読まなくなった。携帯がスマートフォンになった頃には「新聞はオワコン」なんて言ってましたよね。その頃には真偽を判断できないニュースがWEB上に何種類も飛び回り、嘘ニュースに釣られてそれを周りに広めてしまって恥をかいたなんて人も少なくないのではないでしょうか。情報リテラシーが低い事が恥ずかしいこととされていくわけです。そんな時代に生まれ育つ今の子供達にはどのように情報や考えの選別をさせていくことが正しいのでしょうか?

そんなとある日。朝食時の食卓で垂れ流しされているテレビのニュース番組風ワイドショー番組にて得意気にウクライナの状況を説明する戦争ニュースを見ていた小学2年生の次男からの唐突なジャブ「ロシアとウクライナはなんで戦争してるん?」これちゃんと回答できます?ちょうど学校に行く時間だったので「説明が長くなるから学校から帰ってきたら教えたるわー」と言ってちょっと逃げましたよね。一方的な偏った意見に染まる前に教えておいた方が良いことなので、ちょうどよかったのかもしれませんが、学校から帰ってきた7歳の小2のちびっこに「まず戦争で誰が得するか考えなアカンねん」から始まる私の説明は武器屋さんがいかに儲かるかの説明をし、フォートナイトを例にした解説に入ろうとしたところで、怪訝な顔する奥さんに話を遮られました。まぁちょとまだお前には早いかもしれんな。また今度おしえたるわ!

はい、そんなこんなで楽しい毎日を過ごしておりますが、私は様々な情報を精査するのに比較的多様な意見を観覧できるTwitterを利用して情報を集めることが多いです。ただ見極めの難しいニュース素材もあったりするので注意が必要ですけど。あと自分がフォローしている人により偏向していくのでそこも注意が必要かと思います。ちなみに自分のアカウントは専ら観覧用ですから発信はしませんが、音楽関係のフォローも多いのでなんとなくの音楽のトレンド動向なんかも追いかけたりしています。そんななか突如トレンドワードに『コーチェラ宇多田ヒカル』の文字を発見。Coachella 2022で宇多田ヒカルがパフォーマンスするというアナウンスとライブ配信があるとのツイート群がみるみるうちに溢れ出し88risingのショーケース内でコーチェラ出演とのことで、ついついオンラインライブを楽しんでしまいました。

88rising のショーケースはCL, WARREN HUE, MILLI, NIKI, BIBI, RICH BRIAN, JACKSON WANGに宇多田ヒカルがジョインする豪華で今まで見たことないパターンのライブ。実際に宇多田ヒカルが登場して、日本語でFirst Loveを歌った時はジーンとしたし Automaticにはより感傷的な気分になりましたが、それよりも他のアジアンアーティストがやはり凄いパフォーマンスだったなぁ。私は日本人贔屓なタイプですが、そんな事を差し置いて純粋に凄いなーなんて思いつつ、日本のカッコいいラッパーとかこんな感じでコーチェラとか余裕で出演して欲しいなぁーなんて思いながらオンラインライブみていました。

宇多田ヒカル / Automatic

ライブパフォーマンスは初めて見ましたけど、タイの女性ラッパーMILLIはキュートで良い感じでした。ライブ中に謎の日本人名「ワタナベアイコ」ってのがリリックに出てきて「?」となりましたが、タイ語で「ヤバイ」って意味らしいです。

MILLI / Sudpang!

88risingがレーベルとして飛躍した立役者がおそらくインドネシア出身のRICH BRIANかと。ウータンクランのゴーストフェイスキラーが参加するこのRemixのMVは悪夢です。ドープ。

RICH BRIAN / Dat $tick Remix feat. GHOSTFACE KILLAH & POUYA

CLのライブパートでの最後の曲で電撃的に2NI1が復活。CL以外の3人が合流して1曲パフォーマンスしていました。日本のティーンがショウアップされた韓国アーティストやグループに夢中になるのがよくわかります。韓国語の語感が日本語と同質な感じもしますね。しっくりきます。

CL / HELLO BITCHES (DANCE PERFORMANCE)

そしてライブでも披露したこの『T』が88Risingよりライブ後にリリースされました。いい曲です。

“T” by 88rising, HIKARU UTADA, Warren Hue

今月も読んでいただきありがとうございました。

江頭 善史